東京に近く、横浜、川崎、鎌倉などの観光地・繁華街を多数抱える神奈川県は、コインパーキング需要も旺盛で、駐車料金も全国4位(2024年)という高さです。

そんな神奈川でコインパーキング経営を考えるのであれば、同エリアで実績を持つおすすめの運営会社を知りたいところ。
地元密着型から関東広域に展開する会社、全国に運営駐車場網を広げる大手までご紹介しますので、本記事を参考にベストパートナーの1社を選んでください。

Contents

神奈川にあるコインパーキングの運営会社のおすすめ10選

では、さっそく、神奈川でコインパーキングを展開している運営会社のうち、おすすめの10社を紹介します。

株式会社ユアーズ・コーポレーション

1974年創業の株式会社ユアーズ・コーポレーションは、東京、宮城を中心に神奈川・埼玉・千葉で200か所以上の実績を誇る駐車場経営パートナー会社です。

コインパーキングの運営システムは“一括借り上げシステム”“個人(法人)運営形式”のほか、駐車場経営を一定期間代行して行う“サブリース・プログラム”の3種。
サブリースでは、コインパーキングとして整備された土地を借り上げ、運営全般やメンテナンスなどを代行します。

また、“ユアーズ・パーキング+α”として、カーシェアリングとの併用や月極からコインパーキングへの変更、月極との併用など、収入最大化のためのさまざまな提案しています。

【東京本社】東京都世田谷区用賀2-41-11 平成ビル用賀2階

株式会社エイブルパーキング

株式会社エイブルパーキングは、コインパーキングを全国でおよそ630か所運営している駐車場経営パートナー企業です。

一括借り上げ方式のため、相談から事業開始まで約3週間で駐車場経営をスタートできます。
契約前の相談から契約後のサポートまで同じ担当者がワンストップで対応するので、初めてのオーナーでも不安を感じることなくコインパーキング経営を始められます。

コインパーキングの経営中はもちろん経営後の土地活用についても、エイブルグループからサポートが受けられるのも心強いですね。
駐車場撤退後にアパート経営などを始める場合もエイブルが親身に対応してくれるので、長期にわたる信頼関係が築けそうです。

【会社所在地】東京都港区元赤坂1-5-5

株式会社ソロ

2004年に有限会社トータル・パーキング・サービスの名称で創業した株式会社ソロは、コインパーキング機器の販売・施工・管理を中心とした事業を展開している会社です。
2008年にゴルフクラブヘッド製造事業に携わるようになった際、社名を株式会社ソロに変更しましたが、現在はコインパーキング関連事業の原点に立ち戻っています。

事業の中心は、駐車場・駐輪場の運営と管理(清掃・集金業務は運営会社に委託)、駐車場設備機器の販売、施工、および土地整備に係わる各種造成工事など。
機械故障や利用客からの苦情には、委託契約している警備会社が24時間365日体制で対応するなどセキュリティ面も充実しています。

【本社】神奈川県横浜市都筑区南山田町4067

株式会社エヌディー

株式会社エヌディーは神奈川県東部と中部を中心に、コインパーキングなどで土地活用を行っている会社です。
“利用者あってのコインパーキング“を経営理念に、利用者から必要とされるコインパーキングを提供することでオーナーからの信頼を積み重ねてきました。
利用者目線でリピーターを獲得するため、立地にマッチした適正な料金設定、入出庫しやすいレイアウト、周辺施設との提携を重視する戦略をとっています。

また、運営会社として、日常清掃、暴風雨後の巡回清掃、設備類の管理とメンテナンス、除雪、除草、トラブル対応を徹底し、常に管理の行き届いた駐車場を提供しています。

【本社】神奈川県相模原市南区南台3-18-28 小田急相模原ビル501

ショウワ電技研株式会社

1984年創業のショウワ電技研株式会社が展開しているショウワパークは、「地域密着」をスローガンに全国展開しているコインパーキングの専門ブランドです。

“利用しやすい駐車場作り”を掲げ、車室幅2500mm、車路5000mmを基準に、スペースに余裕のある駐車場を設計しています。
オーナーは駐車場設備機器の費用をはじめ、駐車場オープン後の運営コストもかかりません。
契約期間は基本的に2年間ですが、立地・条件によっては6か月間での短期契約も可能です。
固定賃料は、毎月月末に翌月分が前払いされます。

自己経営希望の場合も、グループ会社のショウワサービスが、土地の条件・状況に合わせて最適な機器メーカーと施設を提案します。

【本社】神奈川県横浜市港北区新横浜3-22-9

株式会社グランディー

1993年創業の株式会社グランディーは、コインパーキングやレンタルボックスをはじめ、様々な土地有効活用事業を展開している企業です。

コインパーキング運営は“借り上げ方式”“買上げ方式”“共同事業方式(利益分配方式)”の3種を展開。
毎月一定の賃料が得られる借り上げ方式は、オーナーは土地を貸し出すだけで初期費用の負担もなく、開業後も運営に関わることはありません。
車2台分のスペースがあれば開設できるので、狭い土地の活用を考えている方におすすめです。
買い上げ方式はグランディーがオーナーの土地を買い上げて、共同事業方式はオーナーや不動産業者とコラボして、コインパーキングを運営する方式です。

【本社】神奈川県横浜市中区吉田町65 ERVIC横浜8階

株式会社タマパーク

1997年創業の株式会社タマパークは、パーク24出身の社長が創業した会社で、町田市を中心に東京・神奈川でコインパーキング事業を展開しています。
契約形態は“土地一括借り上げ方式”で、来客者用駐車場のコインパーキング化をはじめ、変形地や狭小地、ビルの空きスペースなどにも駐車場、駐輪場の提案をしてくれます。

一括借り上げ方式なので、オーナーは手間をかけることなく、コインパーキングの利用者が少なくても一定の収入を得ることが可能です。
運営費用(機器+設置工事+電気工事+毎月の電気代など)は全額タマパークが負担するので、投資金0円で始められます。
初回賃料は最短3週間で受け取れます。

【本社】東京都町田市原町田4-14-14  Lifixビル2階

株式会社カノープス

1995年創業の株式会社カノープスは、荒井商会のコインパーキング事業部門の子会社です。
コインパーキングの設置・運営・管理、用地の借り上げをはじめ『カノープスパーキング』のブランド名でコインパーキングの運営を行っています。

契約形態は初期投資が不要な一括借り上げ方式。
面倒な管理・運営はすべてカノープス任せで、オーナーは安定収入を得ることができます。

ただし投資判断は厳密で、調査員を現地に派遣し、彼らから集めた情報をたたき台に、よりデータの精度を高めた提案書・見積書を作成しオーナーに提案するという念の入れよう。
こうした慎重な手順を踏んで収支見積もりを行うので、開業後も失敗する確率が低いのがカノープスの特徴です。

【本社】神奈川県横浜市西区北幸2-1-6 鶴見ビル5階

株式会社加瀬不動産活用

1978年創業の株式会社加瀬不動産活用は、土地活用事業において業界屈指の豊富な経験とノウハウを持つ加瀬グループの中核会社です。

東京、神奈川を中心に展開するコインパーキングは、他用途への転用や短期間での活用も視野に、コンテナ事業やバイクパーキングなどとの併用によるリスク分散も提唱しています

コインパーキングは、一括借り上げと管理委託、自主経営の3つのプランを用意。
一括借り上げプランは設備費用や運営維持費などの初期費用の負担もなく、オーナーは賃料収入を得られます。
管理委託プランは、施工・運営・管理は加瀬グループで行い、オーナーは売上げに比例した収入を得られるプランです。

【本社】神奈川県横浜市港北区新横浜3-19-11 加瀬ビル88  5階

有限会社エスク

不動産事業を営む有限会社エスクは、横浜市で40か所以上のコインパーキング(ESパーキング)を運営しています。

運営方法は初期費用不要で毎月固定賃料が支払われる一括借り上げと、初期費用負担はあるが売上げによっては高収益の可能性もある管理委託の2方式。
一括借り上げは集金、清掃、精算のすべてを委託できますが、管理委託は事務手続きの管理とコールセンターだけで、集金、清掃は要相談となります。

一括借り上げでは、開業に必要な機器、看板の購入・設置費用、電気工事費、定期的なメンテナンス、光熱費などの負担はありません。
オーナーの主な出費は土地の舗装費用と公租公課、フェンスやブロック塀の設置・撤去などに限られます。

【岡野オフィス】横浜市西区岡野1-4-5 中澤ビル3階

神奈川でコインパーキングを運営する会社

続いて、神奈川県内でコインパーキングを運営する会社を10社紹介します。

株式会社エースプランニング

株式会社エースプランニングは2011年に川崎市で創業した新しい会社ですが、自主運営のコインパーキング「A_SQUARE」を都内を中心に35か所運営しています。
管理事業地は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、高知に全75か所に及びます。

稼働率にこだわり、事業地開発の段階から徹底的に周辺環境のリサーチを行っているのが特徴。
コインパーキング利用者のニーズにあった料金体系に設定すること、周辺の集客施設に積極的にアプローチして戦略的な運営を行うこと、を何より重視しています。
コインパーキング運営希望者には、解体費用から付帯工事費用まで、見積もりや近隣対策を含め、最善のプランを提供してくれます。

【本社】神奈川県川崎市麻生区金程4-28-1

株式会社青菱コミュニティ

青菱コミュニティは1996年に、三菱プレシジョンのドライビングシミュレータと駐車場関連製品の販売、その他受託業務を請け負う会社として発足しました。

先進的な駐車場機器を製造・販売する三菱プレシジョンの直系子会社らしく、24時間無人運用できる駐車場システム“マイパーキング”を提供しています

立地環境・土地形状に合わせ、契約期間・賃料・駐車場レイアウトなどは、コインパーキングを利用する人の安全・快適に配慮した3つの選択肢を用意。

土地オーナーは業界スタンダードの土地一括借り上げ方式をはじめ、共同運営(利益分配)方式や管理業務受託方式のなかから、希望に合った最適なサービスを選ぶことが可能です。

【本社】神奈川県鎌倉市上町屋345

株式会社パーキング365

2006年創業の株式会社パーキング365は、東京、神奈川、埼玉、千葉でコインパーキングの運営・経営を行っている会社です。
1都3県限定なのは、迅速できめ細やかなサービスを長く供給するのと、クオリティを維持するため。

そんなパーキング365の特徴は、一人の担当者が一貫して同じオーナーの担当を受け持つことにあります。
業務により担当窓口が代わったり、転勤等で担当者が変更したりといったことがないのはオーナーにとっても安心材料といえるでしょう。
契約形態は手間もお金もかからない一括借り上げ方式。

コインパーキングにはロックレスパーキングシステム式の導入を進めています。
フラップ版と付随する機器が不要なので、スマートな駐車場レイアウトが可能です。

【本社】東京都東大和市南街6-4-1

株式会社グーセン

2016年に設立された株式会社グーセンは、コインパーキングの運営管理のほかに工事や機器販売も行っている駐車場の総合企業です。
ホームページでは、空きの出がちな月極駐車場や古家の建っている土地、樹木の生えた未利用地をコインパーキングに転用して土地活用に成功した事例を紹介しています。

運営方式は初めて駐車場を運営する人でも安心な定額制。
他社でいう一括借り上げ方式で、駐車場機器、設置工事費、管理運営費はすべてグーセンが負担、草刈りや清掃などの維持管理の手間もかからず、毎月一定の賃料が支払われます。
自己運営希望者には、駐車場機器の販売や機器レンタルの受け付け、設置工事なども請け負っています。

【本社】神奈川県相模原市南区相模大野3-12-1

株式会社パークエンジニア

株式会社パークエンジニアなら、駐車場機器の製造から設置工事・運営代行までを一元管理することでコストを削減できます。
賃料に加え、利益金もオーナー様にお支払いしている会社です。
設備費用0円、工事代のみでスタートできるレンタル経営が特徴です。
安い賃料だけで余剰利益が還元されない一括借り上げとは異なり、売上に応じた収入を得ることができる運営管理代行のシステムを採っています。

「コインパーキング会社から賃料だけもらっているが毎月の売上が知りたい」「固定資産税を払うとあまり残らない」という既存の駐車場オーナーには無料の売上診断も実施中。
ご興味をお持ちの方はぜひ一度、ご相談してみてください。

【東京支店】東京都大田区下丸子1-8-14

株式会社東都

株式会社東都は1979年の創業以来、小田急・京王・東横線沿線で賃貸住宅の仲介・管理事業を行い信頼と実績を積み上げてきた会社です。
コインパーキングの契約形態は一括借り上げ方式のみで、駐車場の利用率にかかわらず、オーナーは安定した賃料収入を得ることができます。

パーキング事業“リロの駐車場”は、コインパーキング、自転車・バイクの駐輪場と、現場の状況に応じて収益性の高い活用方法を蓄積しています。
駐車場には不向きな形態の土地であれば、他の有効利用の提案や併用などさまざまな提案をしてくれるので安心です。
また、契約者数減少と路駐増加で廃業を考える月極駐車場や、不正利用に悩む施設駐車場にも、それらの対策としてコインパーキング化を提案しています。

【本社】東京都狛江市東和泉2-4-8

横浜振興株式会社

1975年に設立された横浜振興株式会社は、“シンコウパーク”の愛称で知られるコインパーキング事業でも老舗格の会社です。
現在、神奈川県と東京都を中心にコインパーキングを約140か所、1,700車室を運営中。

コインパーキングの運営方式は、設計・施工から、営業開始後の管理運営、駐車場のトラブル対応まですべて横浜振興が受け持つ一括借り上げ方式です。
オーナーには駐車場の設備機器や工事費はもちろん、開設後の駐車場内の定期清掃費や電気料などの運営費用も一切かかりません。

最低2年毎の自動更新ですが、最初の更新後は3か月前までの通知により解約が可能なので、土地の本格的な土地活用までの“つなぎ”に最適です。

【本社】横浜市中区南仲通2-21-1

アパルトマンイクシーズ株式会社

アパルトマンのコインパーキング事業部から分社独立したタイムパーキング株式会社が,
2015年に社名変更したのがアパルトマンイクシーズ株式会社です。

タイムパーキング名で展開しているコインパーキングは、現在の首都圏、関東、関西中心から、今後は全国主要都市に展開する予定です。
こちらもグループ事業のレンタルボックスとの併用で収益率を上げるなどの提案も行っています。

大手不動産系だけに駐車場の設計にもこだわりがあり、明るい照明、大きめの料金看板、5m以上の場内の車路幅の確保、車幅2.5m×車室5mの余裕ある駐車スペースなどを主張。
利用者本位の設計を施すことで、トラブルを抑止する効果を高めています。

【本社】大阪府吹田市垂水町3-33-17 アパルトマンイクシーズ本社ビル

日本駐車場メンテナンス株式会社

日本駐車場メンテナンス株式会社は、2006年に設立されたコインパーキングと、機械式・立体駐車場の経営コンサルティング大手です。

コインパーキング経営では、営業面とセキュリティ面の管理を重視し、立地条件による車室の設計、料金設定、遠隔管理システムや防犯体制の整備を提案。

開業にあたっては、立地調査から駐車場レイアウト、売上予測、機械搬入・設置工事、機械調整、駐車場オープンまでをワンストップで請け負って、経営をサポートします。
開業後も清掃や集金作業のほか、売上げの集計や月報作成、業績分析を行いオーナーに報告、料金変更の際には近隣を調査し競争力のある改定料金を提案します。

【本社】大阪府大阪市中央区谷町2-5-4 エフベースラドルフビル1階

有限会社アベニュー

コインパーキング運営会社有限アベニューは2004年の創業以来、一貫してオーナーの目的に合わせた独自のオーダーメイドシステムを採用しています。

オーナーは、➀一括借り上げ方式②機器レンタル方式③機器導入方式④売上分配方式のなかから、運営方式を選択することができます。
一括借り上げ方式と売上分配方式は、パーキングの管理一切をパークアベニューのスタッフが請け負う方式です。
機器レンタル方式と機器購入方式はオーナー自身が運営しますが、機器の保守点検や清掃・集金などに関してはパークアベニューのサポートを受けられます。

また、3~6か月程度コインパーキング経営を体験できる、お試しプランも用意されています。

【本社】東京都新宿区新小川町6-40 入交ビル9階

コインパーキング経営とは?

土地は資産であると同時に、更地のままにしておくと、高額の税金がかかってしまう厄介な存在でもあります。
相続してからずっと手つかずとなっている土地や、空き家を解体して更地になった土地は有効活用して、少しでも税金支払いを減らしたいところです。
そうした視点からの選択肢の一つが、コインパーキング経営です。

駅の周辺や繁華街、商業施設の近くに多い、後払い・時間貸しの駐車場のことで、不特定多数が料金を払って利用します。
遊休地さえあれば、初期費用の負担が少なく、初心者にも始めやすいことから、人気のある土地活用方法です。
賃貸住宅経営のような節税対策にはほとんどならないのですが、賃料利益も発生しますから、それを税の支払いに充てることはでき、ただ土地を遊ばせておくよりずっと有益です。

ここからは、今後、コインパーキング経営を考えている方に、3つある経営方法やメリット、デメリットなどをわかりやすく説明していきます。

コインパーキングの経営方式

コインパーキングの経営方式は、大きく分けて下記の3つです。

駐車場の設置・運営にかかるお金を自分で出すか、管理会社に任せるか、駐車場内の清掃や集金、クレーム対応などを自身でやるか、委託するかによって変わってきます。

それぞれ特徴が異なるので、自身が希望する経営方法を選んでください。

①管理委託方式

最初に紹介するのは、駐車場の管理業務を駐車場運営会社や管理会社に委託する管理委託方式です。
コインパーキングにするための土地の整備や必要な機械の導入などはオーナーが行い、稼働後の運営管理は管理会社に任せるというやり方が一般的です。

コインパーキング経営を始める方は、最低でも管理業務だけは管理会社に委託しています。
管理手数料は当然発生しますが、初めての駐車場運営をプロの手助けもなく、切り盛りするのは経験した方ならおわかりでしょうが非常に困難だからです。

代行してもらえる業務には、利用者からの問い合わせ対応や、駐車場内の掃除・巡回、集金及びクレーム処理などが含まれるので、肉体的にも精神的にも相当楽になるはずです。
売上げに応じて一定の収益性を確保したい方や、駐車場経営に主体的に関わりたいが、フルコミットメントはできないというオーナーには向いているでしょう。
運営会社は、マーケティングや運営に関するアドバイスもしてくれるので、経営のヒントにしたいところです。

②一括借り上げ方式

一括借り上げ方式とは、駐車場管理会社が土地を一括して借り上げ、定額の借地料を土地所有者に支払う方式です。
オーナーは土地を貸すだけですから、駐車場経営に関わっているという意識は乏しいかもしれません。

コインパーキングに必要な設備の搬入や運営管理はすべておまかせで、手間もランニングコストもかからず、毎月安定した収入を得られます。
ただし、駐車場の稼働率が上がり、売上が増えたとしても増収分の利益はオーナーには還元されません。
「自分の才覚を生かし、駐車場経営でより高い収入を狙いたい」という方には管理委託方式のほうが向いています。
逆に、「土地を相続したが、駐車場経営の専門知識がないので丸投げでお任せしたい」「固定資産税だけなんとか払えればいい」という方は一括借り上げ方式がおすすめです。

③自己経営方式

自己経営方式は、コインパーキングの開設と運営に関わるすべての業務を個人で行う方式のことです。
その主な業務を挙げると次の通りです。

駐車場開設までの業務

  • 土地周辺ニーズ調査
  • 敷地内の舗装
  • 設備機器(精算機、ロック板、看板など)の選定と設置手配
  • 駐車場の料金設定
  • 宣伝・告知活動

開設後の運営・管理業務

  • 設備の点検・メンテナンス、修理
  • 清掃・巡回
  • クレーム・トラブル対応
  • 集金業務
  • 空車対策
  • 近隣挨拶・町内会活動

これだけの業務を1人でこなさなければならないのが自己経営方式です。
専門知識や経験が必要な業務もあり、体力も神経も使います。
日々の管理業務にかなりの時間をとられてしまうので、副業の範囲を大きく超えるのはもちろん、専業で取り組むにせよオーバーワークは確実です。

宣伝・告知活動にも十分な時間を割かないと、空車リスクが常につきまとうため、駐車場の利用状況によっては、目標収益に届かない可能性もありえます。

管理委託費などを支払う必要はなく、駐車料金収入は必要経費を除いてまるまる手元に残りますが、そうしたメリットより労力やリスクに嫌気してしまうかもしれません。

コインパーキングの経営にかかる費用の相場

コインパーキング経営にかかる費用は、広さや立地、業者や取り入れる設備によって異なりますが、標準ケース(6台分・90㎡)で見た場合の初期費用は200万~300万円程度です。

管理委託方式と自己経営方式の場合は、これらは原則自己負担、一括借り上げ方式であれば土地所有者の持ち出しはありません。

コインパーキング開設に伴う初期経費内訳(概算)

費用項目 金額
アスファルト舗装費 40万円(1㎡あたり4,0005,000円)
車止めブロック・駐車ライン引き 10万円
ロック板 10万円/
精算機 40万~50万円
証明器具 15万~20万円/
設置工事費 40万~50万円
看板・釣銭機 10万~30万円
防犯カメラ設置費 10万~30万円/1
合計 200万~300万円

一方、コインパーキング経営で必要な運転経費(ランニングコスト)は、設備修繕費積み立てが1万~5万円、電気代が1万~2万円、消耗品代が1万円程度。
これに、固定資産税と都市計画税の積み立て、管理会社に頼む場合の管理委託費(賃料の5~10%)、アルバイト代などが加算されます。

一括借り上げ方式の場合、土地所有者が負担するランニングコストは税金や電気代程度(契約によって)ですが、自営の場合は修繕費や管理委託費の支払いも必要です

コインパーキングを経営するメリット・デメリット

コインパーキング経営にはメリットとデメリットが同じくらい存在します。
これらをよく比較衡量の末、検討を進めてください。

コインパーキング経営のメリット

  • 初期費用が少額で済む
  • 狭小地や変形地でも開業できる
  • 開業までの準備期間が短く転用も容易
  • 本格土地活用までの“つなぎ”に向いている
  • メンテナンスの手間や費用が少ない
  • 一括借り上げ方式なら資金や手間、知識が不要

コインパーキング経営のデメリット

  • 固定資産税・都市計画税の節税効果は得られない
  • 賃貸経営に比べて収益性が低い
  • 立地に左右される収益構造

コインパーキングの経営に関する法律・条令

さて、ここまでコインパーキング経営をさまざまな角度から取り上げてきましたが、もう一つ忘れてはならないのが、法制面とのすり合わせです。

実はコインパーキング経営を巡っては、いくつか知っておきたい法律知識というものがありますので、それを簡単に押さえておきましょう。

コインパーキング経営に関連する法律・条令

関係する法律・条令 注意点・対策
駐車場法が関係するケース 以下に該当する場合は“駐車場法”にもとづき必要事項を都道府県知事等に届けることを義務付け

・コインパーキングの駐車場エリアの合計面積が500㎡(約150坪)以上あること

・都市計画区域内にコインパーキングを設置する場合

・不特定多数の人物が営業時間内に自由に利用できること

・届出のタイミングは使用開始から10日以内

・運営の基本となる管理規定の設置も必要

・コインパーキングを始めようと思っている土地が、都市計画区域内に該当するかどうかは市町村の都市計画課に直接問い合わせ

消費者契約法が抵触するケース ・コインパーキング場内で起こった事故や盗難などのトラブルに対し「○○については一切の責任を負わない」といった文言を立て看板やパネルで記載するのは消費者保護の観点から無効

・免責条項の記載をする際は消費者契約法に反しない記載方法にすることが必要

苦情への予防措置 ・駐車場利用規約には精算機での入力誤りや車両事故などについて当事者責任であることを明記すること

・防犯カメラや監視カメラなどを設置するとともに日常的に清掃をするなどして現場管理を徹底しておくこと

景品表示法との関係 ・誤解を生むような紛らわしい表記は景品表示法違反のおそれ

・景品表示法違反に当たらぬよう、料金システムや利用上の注意点などをわかりやすい場所に適切に掲示すること

・駐車場利用規約が2m以上の高さに小さく掲示されているものも同上

24時間最大料金の掲示はあるものの、利用時間や利用日数などの条件が明記されていないもしくはあまりに小さなサイズでの表記も同上

景観条例などに該当するケース ・コインパーキングを設置する地域によっては景観条例やまちづくり条例に抵触する可能性がある

・観光地に近い場所であれば美観や景観を損なわない色や形に配慮した看板などを設置するなどの制約あり

・コインパーキングを設置しようと計画している市町村の都市計画課に問い合わせること

・まちづくり条例が定められている地域ではコインパーキングを設置する際に、市町村の担当課に事前相談をする

・さらに近隣住民に説明し、許可を得たうえで改めて設営基準などを満たしているか自治体に確認しながら進めること

神奈川でコインパーキングの経営を始めるときに押さえておきたい条例

上表で触れたように、観光地では景観を損なわないように、自治体の条例によって「看板類」にさまざまな規制を課しています。

特に、厳しいのは“色”に対する規制であり、これは歴史的建造物のそばに派手な原色の看板があれば、景観を損なってしまうからです。
神奈川県でも“神奈川県屋外広告物条例”に加え、市町村レベルでも鎌倉市のように独自の景観計画で、屋外広告物の表示・設置に関する行為制限を定めているところがあります。

コインパーキングももちろん例外ではなく、通常は黄色い看板のところ、鎌倉市では景観計画に沿って白色デザインの看板に変えているコインパーキングも珍しくありません。

これは一例ですが、観光地のコインパーキング開業は、他地域に比べてハードルが高いところが多く、商店街などでまちづくりをしている地域でも、開業が難しい場合があります。
“コインパーキング設置に関する条例”を持つ自治体は全国に多数あり、各自治体によって条例の内容は異なるため、それぞれの条例に基づき申請・手続きをしなくてはなりません。

関係各部署との相談、協議、認可など多くのプロセスを経て工事が終了し、完了検査通知が発行されてからようやくコインパーキングがオープンできるわけです。
事前相談からここまで早くても半年、長いと1年はかかります。

観光地のコインパーキングは安定収益が期待できることから人気がありますが、設置許認可を取るのはかように骨が折れます。
よほど関連法規や申請手続きに知識や経験がある方でなければ、専門家であるコインパーキング運営会社に任せたほうがスムーズに開業までこぎつけることができるでしょう。

コインパーキングの経営で起こりうるリスク

数々の調査、研究、シミュレーションを重ね、必要な行政手続きもぬかりなく済ませてコインパーキングの開業に、やっと漕ぎつけたとします。
これで経営が軌道に乗れば、安定収入が期待できますが、実際に開業してみてわかるリスクがあるのも路面ビジネスの怖さです。

ここでは、そんなコインパーキング経営で起こりうるリスクを取り上げますので、開業してから慌てないよう、対策を考えておきましょう。

リスク①稼働率が低く収益が上がらない

ロードサイドビジネスであるコインパーキング経営は、立地の影響を受けやすい業態です。

通常、コインパーキングの稼働率は20~30%ほどで良いほうとされます。
しかし、立地が悪いと10%前後まで落ち込んでしまうことも珍しくありません。

つまり、立地でかなり勝負付けが住んでいるので、始める前の立地調査こそが成否を握るといってよいわけです。
駐車場周辺の車の流通は多いのか、競合はどんな様子かなどをきちんと見定め、事業決定を判断しましょう。

リスク②競合との差別化を図れない

コインパーキングの競合が多い都心部などのエリアでは、新規オープンをきっかけに利用料の値下げ競争が勃発することがあります。
そうなると、収益が悪化して初期費用の回収が難しくなってしまうので、競合が安値で顧客獲得に動いてもむやみに追随することなく、冷静に対応しましょう。

コインパーキングは立地が死命を制するビジネスで、その意味では商品で差別化できないレビュラーガソリンと似ています。
今でこそ補助金で価格が高値安定しているガソリンも、その昔は慢性的な市況問題に苦しんだ商品でした。
需要が高いエリアでは、利用客の奪い合いから過当競争に発展しやすいのは、かつてのガソリン同様、コインパーキング経営が抱えるリスクでしょう。

リスク③コインパーキング内でのトラブルが起こる

コインパーキングはそう広くない敷地内を不特定多数の車が出入りするので、利用者が事故を起こすことが珍しくありません。

精算機やブロックへの衝突による破損、車同士や歩行者との接触事故などが多いですが、コインパーキングの設計ミスとみなされれば、オーナーが過失を問われる可能性もあります。
この点でも安心して設計や工事を任せられる運営会社選びが重要になります。
そのうえで「利用時の自己の責任は負いません」という看板を設置し、責任の所在を明確にする、出入り口にミラーを設けるといった自衛策も必要です。

接触事故以外のトラブルでは、盗難や車上荒らしなどの犯罪も頻発というわけではないですが、わりと起こりやすいです。
犯罪が起きると、イメージが悪くなるので、防犯カメラを設置して犯罪の抑止にも目を配りましょう。

コインパーキングを経営する際のポイント

簡単そうにみえて難しいコインパーキング経営ですが、どうすれば失敗のリスクを下げ安定軌道に乗せることができるのでしょうか。
ここではそのあたりのポイントとして5つ解説していきます。

ポイント①ニーズのある立地を選ぶ

一つ目は当たり前ですが、コインパーキングのニーズがある場所を選ぶということです。
具体的にどのような土地が向いているのかは以下をご参照ください。

コインパーキングの経営におすすめの土地

コインパーキング経営が向いている土地としては、車や人の出入りが多く、駐車場が不足しやすい繫華街や、商業施設・病院の近くなどが挙げられます。
公共交通機関でのアクセスが難しい観光スポットや娯楽施設も、コインパーキングの需要は高いといえます。

駐車場の出入り口にも条件があり、ドライバーに人気があるのは、前面道路の幅が5m以上あるコインパーキングです。
このような道路は、幹線道路の場合が多いので、運転中に看板を見つけてすぐに入場できるというメリットがあります。

もう一つは、土地と道路に高低差がないことで、これは駐車のしやすさに直結します。
傾斜や凹凸などの高低差がある場合は、スロープ工事を行うか段差スロープを設置して、駐車しやすいように整地しましょう。

ポイント②立地に見合った料金を設定する

先ほど、コインパーキングは競合との差別化が難しいと言いましたが、稼働率が下がったからといって経営の根幹である料金を簡単に上げ下げするのは考えものです。
料金設定1つで収益は大きく揺さぶられてしまうからで、そのコントロールを誤ると早期撤退に追い込まれかねません。

一番重要なことは、その地域の生活や立地に見合った料金を設定することです。
深夜料金を設定して夜間の料金を引き下げたり、料金が発生する単位時間を15~30分に引き下げたりと、いろいろ工夫の余地はあります。
無理のない、継続可能な料金運営の方法を早く確立することが経営安定への近道です。

ポイント③近隣の競合を調査する

コインパーキング経営は、近隣のコインパーキングの動きを徹底チェックすることから始まります。
場所や周辺の施設のあらまし、建物の有無、料金、稼働状況などを細かく調べ、これを参考に独りよがりの経営にならないようにしましょう。

ポイント④相談先を見つける

初心者でも始めやすいコインパーキング経営ですが、成功率を高めるには、良い相談先を見つけることが第一歩です。
コインパーキング経営を検討しているなら、不動産会社かコインパーキング事業者が相談先となります。

その地域のニーズや、土地に関する専門的な知識や税金について熟知している不動産会社は、入口としての相談先にうってつけです。
不動産全般にわたる情報を持っているので、広い視野から他の土地活用を含めた提案やアドバイスを受けられる可能性があります。
コインパーキング経営に関しては専門外なので「最適な土地活用を知りたい」「コインパーキングのニーズがあるか確認したい」といった使い方に適しています。

一方、コインパーキング事業者はその道に特化したプロですから、当該土地がコインパーキング経営に見合った土地かの相談に乗ってくれるでしょう。
もちろん、管理委託や一括借り上げなどの方法で、経営を委託したい場合は、コインパーキング事業者に相談しなければ始まりません。

ただ、一括借り上げをしているコインパーキング事業者や対応エリアは限られており、相談したからといって、コインパーキング経営が約束されたわけではないので注意が必要です。
コインパーキング経営が難しいと判断された場合はほかの活用方法を検討してみましょう。

ポイント⑤相見積もりをとる

コインパーキング経営を始める前には、複数の会社から相見積もりをとって料金プランを検討することをおすすめします。

管理会社なら管理手数料や管理業務の範囲を確認し、一括借り上げ方式の会社なら経営方針や賃料などをそれぞれ比較してください。
提示されたプランが妥当なのかどうか、本当に儲かりそうかどうかの見当をつけることができます。

特に管理委託を選択する場合は、ランニングコストや初期費用をできるだけ抑えて始めるためにも、相見積もりを取るのは必須と考えたほうがよいでしょう。

コインパーキングの運営会社の選ぶときに見るべきこと

信頼できるコインパーキングの運営会社はどのように選べばよいのでしょうか。

運営実績や評判はもちろん、本社や営業所が自宅から離れすぎていないか、清掃はきちんと行っているか、ご近所との関係は良好かなど、チェックポイントはたくさんあります。
もちろん、担当者との相性や交代の周期なども大事な要素でしょう。

ここでは、そうしたこと以外に、コインパーキング運営会社の「ここをチェック!」というポイントを紹介しますので、運営会社選びの参考になさってください。

さまざまな提案をしてもらえるか

単にコインパーキング経営といっても、人によって動機も置かれた状況もさまざまです。
限られたスペースを最大限に活用する提案がどこまでできるかは、コインパーキング運営会社・管理会社の腕の見せどころです。
オーナーそれぞれの状況や立地、周辺環境などに合わせ、もっとも有効な提案をしてくれる会社を選びましょう。

迅速な対応をとってもらえるか

コインパーキングの造設が決まったら、1日も早い収益化に向けスピーディーに対応してくれる運営会社が望ましいですよね。
迅速な対応、判断をしてくれるコインパーキング運営会社はパートナーとして信頼できます。
そういう会社に運営を任せておけば、コインパーキングでトラブルが起きた時にも迅速に対応してくれる可能性大です。

メンテナンス作業がどうなっているか

コインパーキング内が綺麗かどうかは非常に重要なポイントで、集客や収益に直結します。

好き好んでゴミが散乱した、汚いコインパーキングを使いたいと思う人はいないからです。
汚いコインパーキングは放置車両などの犯罪も呼び込みますから、契約を検討している運営会社があれば、その会社が管理している駐車場を実際に見に行くことをおすすめします。

駐車場内の清掃が行き届いておらず、設備のメンテナンス作業をいつ行ったか分からないような運営会社は選択肢から外したほうがよいでしょう。

神奈川のコインパーキング運営会社を紹介!観光地では景観保護条例にも注意を

本記事では、神奈川県でコインパーキング経営を考える土地オーナーの方に、地元で十分な実績のあるコインパーキング運営会社を20社紹介しました。

駐車場法などの規制を受けるコインパーキング経営ですが、鎌倉市など有名観光地を抱える神奈川では、景観を守るため看板の色などに関する規制を定めているところがあります。
これから駐車場経営に乗り出す予定の方は、事前にこれらの情報を入手し、抜かりなく対応したいところです。
また、コインパーキング経営に潜むリスクも理解して対策を考えておくとよいでしょう。

これを見ればぴったりのコインパーキング経営の運営会社がすぐに見つかる!
各コインパーキング経営の運営会社を比較し、ランキング形式で大公開しています!各コインパーキング経営の運営会社の特徴やおすすめポイントもコンパクトにまとめて紹介しています。ご紹介しているのは信頼性が高く魅力ある業者ばかりです。ザッと目を通すだけで、ぴったりのコインパーキング経営の運営会社が見つかります。
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