「コインパーキングは個人経営のほうが儲かる？」「何かあったときのトラブルはどうしよう」など、始めるまでに悩む人は多くいるでしょう。
土地活用としてコインパーキングの経営に興味がある人は、個人経営のメリットとデメリットを知ることが大切です。
コインパーキングは個人経営以外にもプロに任せる方法があるため、じぶんにはどちらが向いているか見ていきましょう。
Contents
コインパーキング経営は個人事業として行う方法
コインパーキングは個人事業として行うことも、プロに任せることもできます。
個人事業として行うための方法を見ていきましょう。
土地整備
コインパーキングにするには、まず土地の整備から始めなければなりません。
整地はもちろん、塗装や番号の割り振り、そもそも何台停められるようにするのか考えます。
パーキング内の動線も考える必要があるため、土地の大きさや形によってはプロに相談した方が良いかもしれません。
機器導入
コインパーキングの料金支払い機や自動車止めなど、機器準備や導入が必須です。
自分で購入したものを設置するのかレンタルするのか、機器はどれを利用するのか、決めることは多くあります。
管理や運営
土地が整い、機器の導入も済ませたら、実際にコインパーキング経営が始まります。
パーキング内の清掃や問い合わせ対応だけでなく、クレーム対応なども必要です。
コインパーキングが完成したから完成というわけではなく、管理できる体制作りや対応スキルが必要になってきます。
コインパーキングを個人経営するメリット
コインパーキングを個人経営するメリットは3つあります。
個人経営だからこそ得られる良い点を見ていきましょう。
利用していない土地活用につながる
現在手に余っている土地や何にも使っていない土地を有効活用でき、整備だけでなく収入を得られるようになります。
手に余っている土地は管理されていなかったり、荒れ地になってしまったり、近隣住民とのトラブルにつながってしまう可能性もあります。
土地を所有している人は、持っているだけで管理しなければならず、税金や管理費、維持費がかかるからこそ、コインパーキングという収益化につなげることがおすすめです。
また、マンションやアパート経営のように初期費用が大きくかかるわけでもなく、変形地でも活用しやすい傾向にあります。
初めて土地活用する人でも始めやすく、収益化につながりやすいでしょう。
収入のすべてが自分のものになる
個人経営の最大のメリットとも言えるポイントは、収入として得た金額すべてが自分のものになる点でしょう。
管理委託などを依頼すると、委託料などの支払いが必要になってくるため、手元に残る金額は少なくなってしまいます。
できるだけ収入として手に入れる金額を増やしたい人におすすめです。
収入として得た金額すべてが手に入るのは、個人経営ならではのポイントです。
ただしメリットでありながら、得た収入から税金や管理維持費などの支出も多くなるため、バランスの見極めが大切です。
別記事の「コインパーキング経営の収入は？ケース別に徹底解説」にてどれくらいの売上が上がるのか詳しく解説しております。ぜひご覧ください。
自分の裁量で決められる
個人経営だからこそ、細かな部分や料金設定などすべて自分の裁量で決められます。
収入に直結する料金はもちろん、広告宣伝の方法や利用者への告知案内など、コインパーキング運営のメイン部分から細かな部分まで決定できます。
例えば需要が増えてきているから料金を上げようと思ったら、個人経営であれば利用者に告知を出したら比較的早くに金額を上げられるのです。
利用金額が上がれば自分の収入増加に直結します。
管理委託など個人経営ではない場合は、まず管理委託会社へ相談し、料金アップ可能と判断されてから告知や広告を出し、その後料金が上がるのです。
個人経営と比較すると段階が多く、実際に金額が上がるまでに時間がかかる傾向にあります。
個人の裁量がすぐに反映される方法を好む場合は、個人経営がおすすめです。
自分の裁量で決めることは大変そう、基準が分からないと感じる人はプロに相談したり委託したりするほうが良いかもしれません。
コインパーキングを個人経営するデメリット
コインパーキングを個人経営するデメリットも3つ見ていきます。
初期投資の費用はすべて自己負担
委託しないということは、収入がすべて自分のものになるだけでなく、支出管理なども全て自分でしなければなりません。
特に費用負担が大きな部分としては、コインパーキング経営を始めるまでの初期投資費用と、実際に運営していくなかでのランニングコストです。
初期費用として大きな部分は整地費用や機器購入もしくはレンタル・リース費用です。
駐車場の立地や使用方法などによっては整地が特に必要ない、機器購入も少額で済む可能性がありますが、多くの場合はコンクリートにしたり、車止めや支払い用の機器を購入したりしなければならないでしょう。
アパートやマンション経営の場合と比較するとかなり少ない初期投資で始められますが、それでも初期費用は必要になってきます。
どうしても初期費用を抑えたい場合は、砂利にロープを引いた状態で始めることもできます。
問い合わせやクレームなどの対応が大変
コインパーキングを個人で経営していると、何かトラブルが起こったときなどの対応も必須です。
たとえば駐車場内で事故が起こってしまったり、支払い機のおつりが切れていたりなど、細かな部分でも問い合わせやクレームにつながる可能性はあります。
個人で経営している場合は、これらの対応を全て自分でやらなければなりません。
24時間利用できるコインパーキングの場合、対応時間は24時間体制になる可能性があります。
電話問い合わせで対応可能なものから、実際に現場に駆け付けなければならない場合も出てくるかもしれません。
個人経営の場合すべての対応は自分でやらなければならないため、対応に追われる可能性は少なくありません。
もちろん、一部分のみ委託することもできますが、委託する場合は委託料として支払いが必要になってきます。
個人経営のメリットでもある収入すべてが自分のものになることが叶わなくなるため、自分はどちらを望んでいるのか考えてみましょう。
経営戦略の知識や経験不足
コインパーキング経営初心者だけでなく、経験者にとっても経営戦略やノウハウは必要です。
コインパーキングは立地や形状、料金、そして他のコインパーキングの位置や料金などによって、売上が大きく左右されるのです。
一度設定した金額は変更できないわけではありませんが、金額設定を間違えてしまうと販売ロスにつながってしまう可能性があります。
適正価格や適切な経営方法はコインパーキングの条件や周辺環境、利用者のターゲットによっても異なります。
経験者であっても経営戦略が難しいからこそ、初心者にとっては指針となる経験やノウハウがほしいと感じるでしょう。
経験がなければできないわけではありません。
しかし、経験やノウハウがあったほうがスムーズに収益につながる可能性は高いと言えるでしょう。
コインパーキング経営は経験とノウハウが大事
コインパーキングを始めたい人向けに、個人で経営するメリットとデメリットを説明してきました。
コインパーキング経営は個人でもできます。
個人経営であれば収入はすべて自分のものになりますが、初期費用やランニングコストもすべて自己負担になってきます。
本サイトでは、コインパーキング経営会社を紹介しています。
