コインパーキング経営の収入は?ケース別に徹底解説

コインパーキング経営に興味があるけど、実際どれくらい儲かるの?
収入をどれほど得られるのか、気になっている人もいると思います。
コインパーキング経営の収入について解説!
経営方式ごとに、どれくらいの売上が上がるのかリサーチしていきます。
「コインパーキング経営をやってみたいけど、利益が出るのか心配」といった方は、ぜひ参考にしてください。

コインパーキングの収入源


コインパーキングの収入源は、駐車料金です。
ただし土地のオーナーが受け取るお金は、必ずしも駐車料金とは限りません。
オーナーによっては、コインパーキング経営を専門業者に任せて、地代として収入を受け取っているケースもあります。
コインパーキングでどれだけの収入を得られるか予測することは難しいですが、需要がある場合、一般的に月極駐車場の売上の2倍といわれています。
例えば、月極駐車場の月額の売上が3万円が相場の場合、そのエリアのコインパーキングは6万円近く売上が上がるといった予想が立てられます。

コインパーキングの場合、契約料や更新料といったものもありません。
稼働率のアップがそのまま売り上げの向上につながる、分かりやすい収益構造になっています。

別記事で「コインパーキング経営は副業に最適!」にて副業でコインパーキング経営を始めるメリットや注意点について紹介しております。是非ご覧ください。

経営方式別の収入内訳


経営方式別の収入事例を紹介します。

ケース①:業者委託

業者委託は、土地整備などは自身で行うものの、管理自体は業者に委託する方式。
稼働率は高そうだけど、すべて自分で管理するのは手間がかかりすぎるといった人におすすめです。
管理委託料は支払わなくてはなりませんが、経費を除いた収益すべてを手に入れることができます。
管理委託料は、売上の数%払う方式や、毎月固定金額を支払う方式など会社によって異なります。

ケース②:土地賃貸

土地賃貸の場合、オーナーは専門業者に管理・運営を委託し、売り上げた収益のなかから一部を地代として受け取ります。

専門業者にすべてを委託する分、オーナーの受け取り分は少なくなりますが、管理等の手間は省けます。
毎月安定した賃料を受け取りたい人にもおすすめです。

例えば、10台を停められるコインパーキングを土地賃貸方式で運営するとしましょう。
オーナーは、毎月3万5,000円/台の賃料を受け取るとします。

そのため、オーナーの毎月の収入は3万5,000円×10台で35万円となります。

土地賃貸方式は手間やリスクが少ない反面、稼働率が高くても高収益を得られない点がデメリットとなります。

ケース③:自己経営

自己経営の場合は、初期費用はかかるものの、料金設定も自分で行え、結果、売り上げた利益もすべて自分のものにできます。
そのため、最も収益性の高い経営方式です。
すべて自己所有のため、他者から何らかの制約を受けることがない点も自己経営のメリットでしょう。

例えば、10台停められるコインパーキングの稼働率が24時間中12時間(50%)だったとします。
1時間300円で貸し出した場合、300円×12時間×10台で3万6,000円/日。
1カ月を30日とすると、毎月の収入は108万円になります。

実際には、光熱費や保守管理費といった経費がかかってくるため、そっくりそのまま受け取れるわけではありません(ランニングコストは、借地料がない場合、月額3万円程度[光熱費:約5,000円、保守管理費:約2万5,000円、レシートの紙代:数百円]であることが多いです)。
これ以外にも、初期費用として、工事費などが300万円程度かかります。

しかし、ある程度の稼働率を維持できるようであれば、業者委託や土地賃貸方式より高い収入を得られることが分かると思います。

別記事の「コインパーキングの料金の相場は?時間や場所によって変わる相場に注目」にてコインパーキングの利用料金相場を詳しく解説しております。ぜひご覧ください。

どの経営方式がよいのか


上記の3つのなかで、どの経営方式がおすすめなのかをお伝えします。

一般的には土地賃貸が多い

上記の3つの経営方式には、それぞれメリット・デメリットがあります。

自分自身で高い収益を得られるなどビジネス能力に自信のある人には、自己経営がおすすめです。
高い稼働率を誇れば、収益をたくさん得られます。
しかし、稼働率が悪ければ、管理の手間ばかりかかってしまい、赤字になってしまうといったケースも考えられます。
初めてコインパーキングを運営する人にとっては、ハードルの高い方式といえるでしょう。

ある程度の収益は確保したいけど、管理の手間を省きたい人には、業者委託方式がおすすめです。
近所にコインパーキングがない場合も、業者委託方式を選択するといいと思います。

高収益よりも安定した利益を毎月受け取りたい人には、土地賃貸方式がおすすめです。
土地賃貸方式は、初期費用もかからず、管理の手間も必要ないので、多くの人が選択しています。

ただし、土地賃貸方式でも、稼働率が悪いと賃料の値下げを交渉されることもあるので、注意しておきましょう。

地域や場所によって選定すべき

コインパーキング経営の料金相場などは、場所によって変わります。
地方だと1時間300円程度のコインパーキングもあれば、都心のコインパーキング需要の高いところでは1時間700円近い駐車場もあります。

以下、都市別の駐車料金(2019年12月)の平均価格の違いです。

都市名 札幌市 宇都宮市 さいたま市 特別区部(東京23区) 甲府市 大阪市
駐車料金 400円 367円 400円 670円 200円 400円
都市名 神戸市 松江市 広島市 福岡市 鹿児島市 那覇市
駐車料金 233円 183円 287円 200円 300円 317円

[参照:小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)]

同じコインパーキングでも、都内と地方で金額には大きな差が出てきます。

だからといって、都心のコインパーキングのほうが必ずしも儲かるとは限りません。
というのも、コインパーキングは参入しやすいビジネスであるため、好立地の場所には新しいコインパーキングがどんどんオープンし、価格競争に巻き込まれやすいです。

コインパーキングを開業する際は、周辺の状況なども確認してから、オープンするようにしましょう。

コインパーキング経営の収入は経営方式によって変わる


コインパーキング経営の収入は、経営方式によって変わります。
自己経営だと稼働率さえ高ければ高収入を期待できますが、常に高い集客力を誇れるかは分かりません。
土地賃貸方式は、運営・管理を専門業者に任せてしまうため、大儲けするのは難しいかもしれませんが、安定した利益を得られます。

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