コインパーキングを経営している中では、不正出庫の被害に遭うことも一定の割合であり得ます。
実際に不正出庫の被害に遭った際には毅然として対処できるように、対応法などを知っておくことが大切でしょう。
そのためこの記事では、コインパーキングの不正出庫に対する対処法や防止法などを紹介します。
Contents
コインパーキングの不正出庫とは
ここでは、コインパーキングの不正出庫について解説します。
不正出庫の種類
コインパーキングの不正出庫には、利用契約が成立しているケースとしていないケースの2種類があります。
利用契約が成立している場合、不正出庫をした相手には当然利用した時間分の料金請求が可能です。
利用契約が成立している以上は利用料金を支払う義務があり、もしそれを拒否するのであれば債務不履行としてコインパーキング経営者が利用料金を請求できます。
また、ロック板を踏みつけて請求を逃れようとしているケースなどでは、そもそも利用契約が成立していないと整理されます。
契約が成立していなければ利用者は料金を支払う義務を負いませんが、経営者側は不当に駐車スペースを占拠したことによる損害賠償請求を行えます。
不正出庫した人への対処法
不正出庫された車両のナンバープレート等から利用者を特定できるケースでは、配達証明付き内容証明郵便で請求書を発送することをおすすめします。
こうすることで「誰に・いつ・何を送ったのか」が明確に記録に残り、今後さらなる法的措置をとる必要が出てきた場合に役立つためです。
もしそれでも相手が支払いに応じない場合は、弁護士へ相談して法的に整理しながら毅然とした対応をとりましょう。
コインパーキングの不正出庫防止にロックレス式を導入！
ここでは、コインパーキングの不正出庫防止に役立つロックレス式の導入について解説します。
ロックレスが不正出庫を防止できる理由
ロックレス駐車場とは、出入り口のゲートや車室のロック板などを設置せず、ナンバー認識システムを搭載したカメラやセンサーなどで利用者の管理を行う駐車場です。
ロックレスにすることで利用者の車両ナンバーが記録されるため、不正出庫をされた場合でもすぐに利用者を特定できます。
また、もしナンバープレートを隠して利用しようとすれば異常信号を出すなどしてすぐに係員を呼び出せるため、不正出庫の防止につながるでしょう。
ロックレスにはその他にもメリットが
ロックレス式を導入すると、不正出庫の防止以外にも以下のようなメリットがあります。
・ロック板への接触事故が起きない
・ロック板等に足をかけて発生する転倒事故が起きない
・ゲートやロック板が無いため駐車がしやすい
・清掃しやすく清潔に保ちやすい
・監視カメラを設置するため近隣住民が安心できる
・万が一機器が不具合を起こしても車両の出庫が可能
このようなメリットが多数あるロックレス式を導入し、不正出庫防止などコインパーキング経営に役立てましょう。
コインパーキングの不正出庫にご注意ください
コインパーキングを経営している中では、一定の割合で不正出庫の被害に遭う可能性があります。
不正出庫の被害に遭った場合は配達証明付き内容証明郵便で請求書を発送し、それでも反応がない場合は弁護士へ相談しましょう。
不正出庫を防止するには、ロックレス式の導入が効果的です。
また、運営を管理業者へ委託すると不正出庫の対応もしてもらえるため簡単でしょう。
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