コインパーキングは全国で増加傾向にあり、人や車が日本一集まる首都東京においても、ピーク需要に対して、各地の供給が充分とは言い切れない状態です。
そんなコインパーキングを東京で初めて経営するにあたって、サポート役となる運営会社の選択は極めて重要です。
この記事では、“東京でおすすめのコインパーキング運営会社”と“東京にあるコインパーキングの運営会社リスト”をそれぞれ10社ずつ紹介します。
Contents
東京でおすすめのコインパーキングの運営会社10選!
車や人が密集する首都東京は、駐車場需要も極めて旺盛です。
地方都市なら県庁所在地級の繁華街も数多く、時間貸しのコインパーキングは常に満車という状態の場所もよく見かけます。
そんな東京で相続、あるいは購入した土地があるなら、立地環境次第では駐車場経営で収益を考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、東京は日本一地価が高く、したがって固定資産税も高い土地柄です。
好立地であればあるほど、そこで商売するのにかかるコストも大きく、事前によく考えを練らないと、見込んだほどの収益は得られなかったということになりかねません。
そんなとき、頼りになるのは駐車場経営のプロである管理会社、コインパーキングであれば運営を委託する会社ということになります。
しかし、あまたある東京のコインパーキング、それを管理する会社の数もまた多く、大手から中小、老舗格から新鋭まで、それぞれサポート内容や得意分野が異なるのが実情です。
料金や運営方法、サービス内容の違いでしのぎを削っていますが、選ぶほうとしては何を基準に据えたらいいか判断がつきませんよね。
そこで、ここからは、東京で駐車場経営を考えている方に向け、お役立ちの情報をご紹介していきます。
まず、東京でおすすめのコインパーキングの運営会社を10社取り上げ、それぞれの特徴を見ていくこととします。
株式会社ユアーズ・コーポレーション
創業約50年の株式会社ユアーズ・コーポレーションは、首都圏や東北地方を中心に200件以上の実績を誇る駐車場経営パートナー会社です。
一括借り上げはユアーズ・コーポレーションに土地を一括で貸し出し、毎月一定の賃料を受け取るシステムです。
機器の設置から運営管理、メンテナンス、清掃、クレーム対応まで、駐車場運営はすべてユアーズ・コーポレーションに委託できます。
副業的な収入を得たい方や、近い将来、土地の本格活用を予定しており、それまでの短期契約をお望みの方には最適です。
一括借り上げのほかにも“運営委託”“サブリース・プログラム”などの異なる経営システムも用意しています。
【東京本社】東京都世田谷区用賀2-41-11 平成ビル用賀2階
三井のリパーク(三井不動産リアルティ)
三井のリパーク(三井不動産リアルティ)は、全国で1万6,000か所以上の駐車場運営管理実績を誇る業者です。
土地さえお持ちであれば、機器費用・設置費用0円で駐車場を始めることができ、運営管理費用も不要と、土地活用初心者には特におすすめの会社です。
24時間365日体制のコールセンターや防犯カメラの標準設置、定期的な清掃など、管理体制も安心。
支払い方法は各種クレジットカードや電子マネー決済など、キャッシュレスサービスを導入しています。
また、駐車場利用時に“ANAカード”で精算すると、ANAのマイルが貯まるサービスを提供するなど、他業種との提携による集客支援も積極的に行っています。
【本社】東京都千代田区霞が関3-2-5
株式会社パークエンジニア
株式会社パークエンジニアなら、駐車場機器の製造から設置工事・運営代行までを一元管理することでコストを削減できます。
賃料だけでなく利益金もオーナー様にお支払いしている会社です。
設備費用0円、工事代のみでスタートできるレンタル経営が特徴です。
安い賃料だけで余剰利益が還元されない一括借り上げとは異なり、売上に応じた収入を得ることができる運営管理代行のシステムを採用しています。
「コインパーキング会社から賃料だけもらっているが毎月の売上げが知りたい」「固定資産税を払うとあまり残らない」という駐車場オーナーの方に無料の売上診断も実施中です。
ぜひ一度、ご相談にいらしてください。
【東京支店】東京都大田区下丸子1-8-14
タイムズ24株式会社
創業53年のタイムズ24株式会社は、2万5,000件以上の駐車場管理実績を誇る老舗です。
駐車場設計専門の一級建築士事務所を全国に擁しており、その土地に合った最適な駐車場を提案しています。
契約期間は基本的に2年間で、その後は1年ごとの自動更新。
3か月前の告知でいつでも解約できるので、短期間だけ土地を活用したい方にもおすすめです。
駐車場の運営・管理業務では、清掃や集金、保守点検、緊急対応、有人管理などを行うタイムズサービスを展開。
24時間受付のタイムズコミュニケーションのコールセンターによる一貫管理体制で、常に安心して利用できる駐車場を提供しています。
【本社】東京都品川区西五反田2-20-4
株式会社アップルパーク
株式会社アップルパークは、都市部を中心とした駐車場・駐輪場開発を手掛ける会社です。
運営・管理をすべて任せる一括借り上げや、自分で機器を購入して自分で経営する“オリジナルパーキング”など、多様な契約形態を用意しています。
最短3か月から契約できるので、次の予定がある土地をそれまでのあいだ、有効活用することも可能です。
駐車場を始める際の舗装・設備費用や、開業後の運営費用はアップルパークが負担するので、初期費用もランニングコストも不要です。
集金・清掃業務や機器点検など駐車場運営業務もすべて丸投げできるほか、24時間365日体制のコールセンターも完備されています。
【本社】東京都北区赤羽1-52-10 NS2ビル7階
株式会社エイブルパーキング
株式会社エイブルパーキングは、コインパーキングを全国でおよそ630か所運営している駐車場経営パートナー会社です。
一括借り上げ方式のため、相談から事業開始まで約3週間で駐車場経営をスタートできます。
契約前の相談から契約後のサポートまで同じ担当者がワンストップで対応してもらえるので、初めての方でも不安を感じることなくコインパーキング経営を始められます。
コインパーキングの経営中はもちろん経営後の土地活用についても、エイブルグループからサポートが受けられるのも心強い点。
駐車場撤退後にアパート経営などを始める場合もエイブルが親身に対応してくれるので、長期にわたる信頼関係が築けそうです。
【会社所在地】東京都港区元赤坂1-5-5
株式会社イチネンパーキング
株式会社イチネンパーキングは、2002年にイチネンで始まったパーキング事業を引き継ぐ形で2008年に設立されました。
コインパーキングだけでなく、病院・商業施設等の駐車場運営管理受託事業など、駐車場事業を幅広く展開している会社です。
“OnePark”のブランド名で、全国に1,400か所超の駐車場を運営しています。
「安全・安心・清潔で利用しやすい駐車場をお客様に提供する」のが基本方針で、豊富な商品メニューとノウハウにより、ニーズに合った提案をしてくれます。
6か月からの短期間の契約が可能で、費用負担もかかりません。
稼働率を高めるための販売促進活動など、サポート体制も魅力の一つです。
【東日本営業部】東京都港区芝浦4-2-8 住友不動産三田ツインビル東館8階
株式会社エイコーレンタサービス
株式会社エイコーレンタサービスは、駐車場機器メーカーの栄晃製作所と一体となったコインパーキングを運営しています。
製品、施工、保守、管理までをワンストップで請け負っているので、機器の故障修理やメンテナンス対応の際も安心です。
自社ブランドの“ParkLEPO(パークレポ)”では、費用も管理も不要な一括借上げシステムを採用。
防犯プロテクターが一体型となった集中精算機で、精算機荒らし等の発生を低く抑え込むなど他社との差別化を図っています。
土地活用初心者の方にも、豊富な駐車場経営のノウハウを活かして、ニーズに合った運用方法をご提案しています。
【会社所在地】東京都千代田区飯田橋1-12-15 福岡第四ビル2階
株式会社NTTル・パルク
NTTグループである株式会社NTTル・パルクは、総合不動産利活用会社として駐車場の開設・運営などの土地の有効活用コンサルティング事業を展開しています。
コインパーキングシステムは、規模や土地の特性に合わせてロックレス式やフラップ式、ゲート式などが選択できます。
キャッシュレスサービスやWeb予約システム、カーシェアサービスの併用、全コインパーキングへのフレッツ光配備によるWi-Fi導入など、NTTグループならではの充実装備です。
バッテリーや災害対策用自動販売機の設置なども推進しており、コインパーキングの付随価値の向上にも意欲的に取り組んでいるのも特徴的です。
【本社】東京都台東区上野5-24-11NTT上野ビル4階
日本パーキング株式会社
日本パーキング株式会社は、東京都千代田区に本社を構えながら、全国にコインパーキングの運営・管理を行う営業所を展開しています。
大型パーキング中心に事業展開しており、駐車場の設計も自社で行います。
コインパーキング設営のための工事費や修繕費は、日本パーキングが負担するのでオーナーの持ち出しはありません。
個人のオーナーに多い短期賃借契約では、一括借上げを採用し、借地権や営業権が発生しないので安定した収入を得ることができます。
長期貸借の場合は、10〜20年間の事業用定期借地契約となり、自走式立体パーキングや機械式駐車場にして提供されます。
【本社】東京都千代田区神田神保町2-4 東京建物神保町ビル
東京にあるコインパーキングの運営会社リスト
ここからは、東京で評判の駐車場会社10社をリストアップし、それぞれの実績や会社の特徴をご紹介します。
スターツアメニティー株式会社
1985年創業のスターツアメニティー株式会社のコインパーキングは“ナビパーク”の駐車場名で全国展開しており、管理実績はすでに30,000台を超えています。
提供している方式は、一括借り上げ方式と管理運営を委託する自主運営方式の2つです。
利便性を重視し、駐車場の精算時に現金の代わりに使える“サービスチケット”や、“サービスコイン”を販売しています。
ナビパークをキャッシュレスで利用することができる、法人専用の駐車料金決済サービス“ナビパークビジネスカード”システムを導入、経費の動きがひと目でわかると評判です。
【本社】千葉県千葉市美浜区中瀬1-9-1 14階
株式会社リブ・マックス
1998年に兵庫県芦屋市で不動産仲介事業を始めたリブ・マックスは、現在マックスパーキング24の駐車場名で、一括借り上げ方式によるコインパーキングを展開しています。
遊休地をはじめ、庭先の一部、事業未定土地、変形・虫食い・飛び地、マンション敷地内駐車場の空き部分、病院などの施設内駐車場まで、柔軟な土地活用を得意としています。
月極駐車場をコインパーキングにする際は、月極契約者への説明や、承諾とりつけまでをリブ・マックスが代行するのでオーナーの手間はありません。
月極駐車場の一部をコインパーキングに転用する際もお任せください。
【本社】東京都港区赤坂 2-5-1 S-GATE 赤坂山王 9階
株式会社西武プロパティーズ
西武鉄道沿線を中心に、コインパーキングや月極駐車場の“西武スマイルパーク”を展開している会社が株式会社西武プロパティーズです。
CO2削減に向けた“パーク&ライド”の促進や、各種交通ICカードによる料金決済システムの採用で利便性を追求しています。
選択しているのは一括借り上げ方式で、オーナーは駐車場の稼動状況にかかわらず、毎月安定した一定の収入を得ることができます。
コインパーキングや月極駐車場のほか、駐輪場やバイク駐車場も展開しており、最近では駐輪場内でシェアサイクルも始めました。
【本社】東京都豊島区南池袋1-16-15
大和ハウスパーキング株式会社
大和ハウスパーキング株式会社は1976年創業の大和ハウスグループの駐車場会社で、全国でパーキング事業を展開中です。
コインパーキングは、D-Parkingのブランド名で、安全と利便性を追求し、大和ハウスグループが企画・施工から運営・管理までを一貫して手掛けています。
個人オーナー様には一括借上げ方式を提案し、毎月定期的な地代収入を約束しています。
商業施設の駐車場に対しては“定額賃料プラン”と“収益分配プラン”を用意、どちらも設備費0円で始めることができるのが利点です。
【本社】東京都大田区南蒲田2-16-1 テクノポートカマタセンタービル10階
パラカ株式会社
1997年創業のパラカ株式会社のコインパーキング経営は、初期投資不要で運営管理費も手間もかからずに毎月安定した収入が見込めます。
賃料方式は、“固定賃料”と“還元賃料”の2つから選択することができます。
固定賃料は、駐車場の売上に関係なく、固定額の賃料を支払ってもらうことができ、還元賃料は、駐車場の売上に応じて定率で賃料が還元される方法です。
途中で他用途に転用する際も、機械の撤去は2~3日程度で完了するので、オーナーサイドとしては気軽に始めることができます。
【本社】東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー9階
エヌエイチサービス株式会社
エヌエイチサービス株式会社は、東証一部上場企業のNCホールディングスのグループで“パーキング事業”を担っている会社です。
対応しているコインパーキング運営は、一括借り上げ方式や利益分配、管理委託の3方式です。
一括借り上げ方式はオーナーの土地を借り上げて立体駐車場を設置し、賃料を受け取ります。
利益分配ではオーナーの土地に立体駐車場を建設し、オーナーとエヌエイチサービスで共同運営し利益をシェアします。
管理委託はオーナー所有の駐車場をエヌエイチサービスが委託運営し、オーナーが委託料を支払うというものです。
【本社】東京都千代田区鍛冶町1-7-7 ヒルトップ神田ビル
株式会社CSPクリエイティブサービス
セントラル警備保障の子会社株式会社CSPクリエイティブサービスは、コインパーキングのトラブル対応をメインに、コインパーキングの運営・管理をサポートしている会社です。
コインパーキングの利用者様からの各種お問い合わせに対しては、コンタクトセンターが24時間365日、電話でお応えし、トラブル発生時には現場への緊急出動を指示します。
現地対応では「フラップ板が下がらず車両が出庫できない」「紙幣が詰まって精算できない」といったトラブルにもベテラン整備員が駆けつけ迅速に対処します。
【本社】東京都渋谷区代々木4-31-6 西新宿松屋ビル3階
株式会社アークリンク
1988年創業の株式会社アークリンクは、コインパーキングの“パークステーション”“パークステーションBIKE”、月極駐車場などを都市部で幅広く展開しています。
一括借り上げ方式のほか、オーナーのニーズに合わせた支援サービスを実施しているのもアークリンクならではの特徴です。
駐車場開業を考えるオーナーのための駐車場開業支援サービスや、自営オーナーに向けた駐車場運営代行サービスなど、オーナーに寄り添った独自の施策を用意しています。
また、月極駐車場の場合は、タイムシェアリングや一部をコインパーキングと併用するなどの提案もしています。
【本社】東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル3階
株式会社パークジャパン
1997年創業の株式会社パークジャパンは、管理・運営業務のすべてをオーナーから引き受け、毎月定期的な賃料をオーナーに支払う一括借り上げ方式を採用しています。
コインパーキングでは、ロック版による接触事故などがなく、安全に出入庫できる“ロックレスパーキング”を積極的に提案しています。
利用者の人気が高いロックレス式ですが、不正利用を取り締まるノウハウがないと管理できないため、すべての運営会社が導入しているわけではありません。
オープン後の要望や不満にも随時対応するフォロー体制が整っているので、運営中のトラブルや疑問にもきちんと答えてくれるはずです。
【本社】東京都渋谷区東2-22-14 ロゼ氷川5階
株式会社アイパーク
東京・神奈川・埼玉などの首都圏と東北で、約15,000か所のコインパーキング経営をメインにベンダー事業も手掛けているのが株式会社アイパークです。
遊休地等の活用法でお悩みの土地オーナー様に、駐車場ビジネスの提案からコンサルティング、駐車場設計、工事施工までトータルでサポートします。
コインパーキングブランドの“i-PARK”は、一括借り上げ方式。
調査・整地から開業までスピーディーな進行が可能です。
立地調査から工事、運営、管理のすべてをアイパークが行うので、オーナーは一切の手間なく安定した収入を得ることができます。
【本社】東京都中央区晴海3-3-3 江間忠晴海ビル9階
コインパーキングを経営するメリット
コインパーキング経営は、アパートやマンション経営と比較すると、開業までの費用負担が軽く、管理の手間も少ないため人気があります。
なかには、初期費用0円でスタートできる経営プランもあり、土地活用初心者にとっては参入障壁の低さが魅力といえるでしょう。
ここからは、コインパーキング経営のメリットを4つ取り上げ紹介します。
メリット①初期費用が少なくても経営できる
コインパーキングは賃貸経営に比べて初期費用がかからない土地活用法です。
特に土地を貸すだけの一括借上げ方式であれば、自己資金0円あるいは非常に少額でスタートできます。
メリット②どのような土地でも活用できる
1台でも車を停められるス―ペースさえあれば、どんな狭小地や変形地でもコインパーキングは開業可能です。
また、すでにほかの土地活用をしている土地でも、空いたスペースにコインパーキングを作って供用することもできます。
コインパーキングは車だけではなく、バイクや二輪車なども利用できるので、土地の効率活用には持ってこいといえるでしょう。
メリット③経営をすぐにスタートでき、すぐにやめられる
コインパーキング経営は、土地に建造物を造る必要がなく、最低限の駐車場設備を導入するだけですぐに開業できます。
土地活用を思い立ってから1か月ほどあれば、そこにコインパーキングが出現していることでしょう。
駐車場からほかの活用法へ転用する場合も、コインパーキング設備とアスファルトを撤去すれば、すぐに更地にすることができます。
メリット④災害のリスクが少ない
土地に建物がないコインパーキングは、地震や水害による設備の損壊はあってもそれほど大きな被害を受けるとは考えにくいです。
地震による地割れが起きても、さほど復旧に手間取ることなく短期間で営業を再開できるはずです。
ただ、車止めやゲートなど電子稼働系統に故障を生じた場合は、営業再開に時間がかかるかもしれません。
コインパーキングを経営するデメリット
コインパーキング経営にはメリットばかりでなく、デメリットもあります。
ここでは主なデメリットとして2つ取り上げます。
デメリット①税金が高い
コインパーキング経営をしている土地は住宅が建っていないため、更地という扱いとなり、固定資産税の優遇措置である住宅用地の特例が適用されません。
このため、固定資産税や都市計画税の軽減がなく、住宅が建っている土地と比べると、およそ6倍もの固定資産税を支払うことになります。
相続税評価時も更地としての評価になりますので、アパートやマンション経営のように評価減の対象となる貸宅地・貸家建付地の適用はありません。
小規模宅地の評価減は適用されますが、200平米まで50%に抑えられるため、コインパーキング経営はあまり大きな相続税の節税にはならないといえます。
デメリット②収益が立地によって左右される
コインパーキング経営で成功するためには、エリアや立地条件などがコインパーキング経営に向いた土地であることが必須で、収益は立地に左右されるといっていいでしょう。
月極タイプの駐車場と比べても、集客が立地に左右される部分が大きく、収入が安定にしくいため、土地によっては経営効率も低くなるのが難点です。
コインパーキングを経営する土地はどうやって見極める?
コインパーキングで収益が上がりやすい土地は、オフィス街や駅前、商業施設やスーパーの近くなどの回転率が良いところです。
しかし、そんなところであっても「開業してみたら思ったほど需要がない」「近くにできた競合のほうが繁盛している」というケースも少なくありません。
収益性が高いのはコインパーキングで間違いないですが、立地や土地の大きさなどの条件によっては月極駐車場のほうが儲かるケースもあるほどです。
したがって、東京23区で、ここなら絶対駐車場経営を成功させやすいというエリアはなく、見極めは難しいのが実情です。
そこで、車の所有率や駐車場の数などからある程度推測すると、車の所有率が高いエリアは、新宿区、目黒区、渋谷区、大田区、江戸川区、練馬区、世田谷区、杉並区あたりです。
これらの地域では、当然駐車場の需要も旺盛なはず。
裏を返せば、それだけ駐車場激戦区であるため、立地が良いか、競合にはない魅力や集客ポイントがないとリピーターを獲得し収益を上げるのは難しいかもしれません。
東京でコインパーキングを経営するのにおすすめのエリア
東京都内のコインパーキングであれば、基本的にどのエリアでも一定の稼働率が見込めます。
駐車料金が全国平均を大きく上回っているのは、土地代の関係もありますが、常時ある程度の稼働率を維持していることを物語っています。
そのなかでも、とりわけ稼働率が高いエリアは、人と車の量が多い繁華街、ビジネス街です。
ここでは、特に高い稼働率が見込める港区の新橋、六本木エリアと多摩地区の一大繁華街・ショッピングタウンである町田エリアに注目してみましょう。
新橋エリア
無数のオフィスビルが立ち並ぶ港区の新橋エリアは、都内屈指のサラリーマンタウン。
平日昼間の稼働率が高いエリアで、飲食店も平日の利用が多いことから、土日の駐車場稼働率は低めです。
六本木・赤坂エリアほどではないものの、平日を中心に駐車場需要は高いといえるでしょう。
都心部は港区に限らず、すでに土地を持っている方にとっては、駐車場の投資効率が高いエリアといえます。
ただし、これから土地を手に入れて駐車場を開くのであれば、地価と税金を踏まえた十分な収益計算が必要です。
六本木・赤坂エリア
六本木・赤坂は、華やかな夜の街というだけでなく、ビジネス、文化、ファッション、グルメ、芸術の発信地として、複合施設が多数存在するエリアです。
訪日外国人も多く訪れ、六本木にも赤坂にも夜まで遊べるスポットが多いことから、一日中人の流れが絶えることがありません。
都市開発で解体されたビルの跡地に大型の駐車場ができたりするのもこの地区であり、買い物や観光、ビジネスなどで常時一定以上の駐車場需要が期待できるでしょう。
町田エリア
町田エリアの中でも、特に商業施設と飲食店がたくさんあるのが町田駅周辺です。
駅から徒歩20分以上離れた場所にはちらほらとパーキングが見られますが、駅周辺にはパーキングの数は少なめで、事実、車も入りにくいほど建物が密集しています。
広大な市内にはリス園や動物園などの人が集まる場所が点在していて、その施設の周辺のパーキングは、日によっては混雑しています。
平日でも満車のパーキングも多くありますので、立地によっては駐車場経営を成功させやすいエリアなのかもしれません。
東京でコインパーキングを経営する際にかかる費用
コインパーキングの初期費用の大小は経営方法によって違います。
これは東京で始める場合と、地方で始める場合の費用の差よりも大きいです。
駐車場の管理・運営一切を事業者に委託する一括借上げ方式であれば、初期費用は原則的にかかりません。
一方、自身で経営する場合には、6台分のスペース(約90㎡)で、アスファルト舗装費や設備費などの開業費用(初期費用)が約200万~300万円必要です。
これに加え、固定資産税や設備修繕費、電気代、管理委託費などのランニングコストが毎月発生します。
東京都心部など地価の高い土地だと、評価額に連れて決まる固定資産税、都市計画税の毎月の積み立てが膨らむことになります。
東京でのコインパーキングの経営を成功させるためにできること
それでは、東京都内でコインパーキングを行う上では、どのような点に注意し、経営上の工夫を行えばよいのでしょうか。
都内で駐車場経営を成功させるためのポイントを解説します。
保守的に収益を予想する
コインパーキングに限らず、事業を始める際には、保守的に収益を見込むことが重要です。
甘い収支予測に基づき収益を高く見積もってしまうと、現実が予想を下回った場合に冷静さを失い、経営が軌道に乗る前に破綻しやすくなります。
コインパーキング経営の場合は、稼働率や稼働時間をマックスで予想してしまうと、収益がこれに届かない可能性が大きくなります。
周辺に競合駐車場がある場合は現地に赴き、実際の稼働状況を見てから厳しめの収益予想を立てるようにしましょう。
周辺エリアの相場を考慮して料金を決める
料金を設定する際には、周辺エリアの料金相場を徹底チェックすることが極めて重要です。
競合駐車場と同じ料金か若干安い料金からスタートすれば、駐車場オープン時に、少なくとも「あそこは高い」というイメージを利用者に抱かれずに済みます。
コインパーキングを開業したあとも、定期的に周辺の料金をチェックし、相場感のすり合わせに使いましょう。
最後発の駐車場が、格安料金を設定してエリアの市況が下がってしまうこともあるので、こうした値下げ競争に巻き込まれないように要注意です。
利用者目線で経営する
コインパーキング業界の競争が激化するなか、他社との差別化に成功するかどうかで駐車場経営の将来が決まります。
それには、立地や料金設定だけではなく、顧客満足度を高めるという戦略が必要です。
平たく言えば、使いやすいと感じてもらえるような駐車場にする、利用者目線でサービスを改善するということです。
具体的にいうと、東京都内では競合と異なる料金体系を導入する、付加価値サービスを提供する、最新のテクノロジーを活用する、セキュリティを強化するなどが挙げられます。
料金体系の見直しでは長時間利用者向けの割引プランや、深夜割引の設定、付加価値サービスでは車内清掃サービス、タイヤ空気圧チェックなどを検討してみてはどうでしょう。
テクノロジー活用ではスマートフォンアプリを開発し、空き状況のリアルタイム確認や事前予約、キャッシュレス決済などを行えば利用者の利便性向上を図ることができます。
また、セキュリティ強化では、高性能監視カメラの設置、24時間体制の警備員配置、車両ナンバー認識システムの導入で、安全性重視の利用者のニーズに応えられます。
国が調査したデータを確認する
駐車場経営に関しては、国土交通省が令和4年10月に公表した「これまでの駐車場施策と今後のあり方について」があるので、一度目を通しておくとよいでしょう。
また、業界団体の一般社団法人日本パーキングビジネス協会(JPB)が令和3年に出したコイン式自動車駐車場市場に関する実態分析調査』(2020年版)も経営の参考になります。
参考元:国土交通省都市局(https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001577435.pdf)
:JPB(https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001494238.pdf)
サポート会社を利用する
コインパーキングを初めて経営する場合はサポート会社の利用を強くおすすめします。
小規模の月極駐車場経営ならいざしらず、コインパーキング経営は意外に管理の手間がかかるからです。
サポート会社は日常の清掃や防犯対策はもちろんのこと、24時間体制でトラブル対応もしてくれます。
また、駐車場の空きが埋まらない場合の相談にも乗ってくれます。
契約の内容は各々違うので、自分の希望に近いサポートメニューを提供してくれる会社を見つけてみましょう。
東京でコインパーキングを経営するなら!おすすめの業者を厳選紹介
首都東京でのコインパーキング経営、敷居が高そうでしたが、有能な運営会社をパート―ナーにできれば、一切の手間もなく土地活用デビューが果たせそうですね。
都内でコインパーキングを開業するのに必要な資金の目安や、需要が多いエリア、経営を成功させるコツについても触れているので参考になさってください。
駐車場管理・運営の老舗であるユアーズ・コーポレーションは、利用者目線の経営を強みとしています。
相続土地、遊休地を所有し、短期・長期問わず収益を考えている地主様はぜひ一度ご相談ください。


